実現したい願望とその手段 – 失敗しない青年海外協力隊員ライフ Ver 2

2016年8月17日2016年8月22日

こんちには。前回からはサブ想定読者、つまり青年海外協力隊向けに記事を書いています。ですので、今の私が過去の私にアドバイスをするとしたら、どんなアドバイスをするかという視点で書いてます。今回は長いです。理屈ぽいです…。

○前回の話はこちらから
失敗しない青年海外協力隊員ライフーどうすれば語学が上達するか　Ver 1

○管理人の経歴はこんなものか…。
英語とスペイン語、同時勉強か？別々か？　協力隊員の悩み　1/2

青年海外協力隊ライフを失敗しないためには…

さて、前回の記事でも紹介しましたが、下記目的（条件）を達成できるような具体的な行動プランを今回からは紹介していきます。その目的とは…

A．限られた２年間という時間を有効に使いながら、
B．DELE　B2に合格できるスペイン語を身に着け、
C．現地生活を楽しみ＆活かしつつ
D．可能であれば就職もきめてしまう

です。その中で優先順位を決めて、行動プランを紹介したいと思います。

ちなみに私の優先順位は…。

高い方から順に、A、C、B、Dです。並べ替えると下記の通り。

１．限られた２年間という時間を有効に使いながら、
２．現地生活を楽しみ＆活かしつつ
３．DELE　B2に合格できるスペイン語を身に着け、
４．可能であれば就職もきめてしまう

よくこういう話になると、手段と目的、原因と結果を混同しがちですが、整理して考えたいと思います。『具体的な行動プランはまだかよ』という声が聞こえてきそうですが、まずは自分自身府に落とし、納得してからの方がいいかと思いまして…。（単に私の性格が面倒くさいだけです。）

この罠に気を付けろ！！勉強の為の勉強！？

例えば、スペイン語というのは語学ではあって、あくまで手段です。何の手段かというと、ｺﾐｭﾆｹｰｼｮﾝの手段です。その手段で何をしたいかというと、その目的は現地の人と交流して活動と友人関係を楽しむことです。

この場合、手段である言葉（スペイン語）を勉強することは、自分の本当の目的ではありません。本当の目的は現地人との交流です。なので、一人でスペイン語をひたすら勉強することは、自分の本当の目的から遠ざかっていきます。

スペイン語能力が伸びても、誰とも交流できなければ、本来の目的は達成できません。これは手段が目的化したケースです。いわゆる、勉強の為の勉強に陥るﾊﾟﾀｰﾝですね。

過去の私にこう命令したい…。

こうならない為にも、自分の目的とその目的を叶える手段を明確に区別しましょう。そして、自分が欲しい結果とそれを達成する為の条件を考えてみましょう。例えば、今の私が過去の自分に命令するならこういいます。

１まず、限られた2年間を有効に使え！有効に使うとは、限られた資源（インプット）を効率的に使って自分が欲しいと思う結果（アウトプット）を得る事だ。だから、まず期間ごとの、自分が実現したい願望を明確にしろ。

やりたいことはなんですか？

自分が実現したい願望は、発展途上国での生活をフルに楽しむことだ。フルに楽しむこととはどういうことだ？それは、自分の活動を思う通りに精力的に行い、現地の人の生活に貢献することだ。その過程で、現地人と沢山交流し、議論し、友情をはぐくみ、沢山の時間を彼等と共有することだ。これが、一番の目的だ。実現させたい願望だ。

その為にはどんな手段が必要か？その目的を達成させるうえでのボトルネックは何か？それは語学だ。何も話せなければ、活動もできない。交流もできない。自分の活動を自分の思う通りに行うには相手に自分の考えを説明する必要がある。

その為の語学力が自分にはたりない。友情を育むためには、相手に効果的に共感する必要がある。日常会話のフレーズ、会話を円滑にする単語力、熟語力を身に着ける必要がある。つまり、目的を達成する為の手段は語学力だ。